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多頭飼育崩壊からの引き出し

nyancoumon

市内で多頭飼育崩壊があり、引き出し要請が12月にありました。


なんでも一般家庭でペルシャの近親交配による多頭飼育崩壊とのこと。

70頭前後がおり、行政と保護団体のみなさんでレスキューしたそうで、にゃん黄門保護猫部でも微力ながらそのうちの2頭を12月6日引き出してきました!


基本、市から猫を引き出すときはあらかたワクチンやエイズ検査など済んでいる場合が多いのですが、今回は緊急とのことでフロントライン以外は手がついていない状態での引き出しでした。


当方でもそれは了承して引き出しました。


あとは少ない頭数しか引き出せないので、あまり引き受け手が少なそうな年上の子であることを希望した次第です。


そこでやってきたのが、No44の獅子くんと、No42の狛吉くんです^^どちらも7歳の未去勢男子。




血縁関係というのもありそっくりなおふたり。


とりあえずおしっこ臭と毛玉が凄かったので、引き出し初日にバリカンとシャンプー!








ふたりともよく頑張ってくれました!シャンプーもバリカンも雄たけびをあげることなく我慢してくれたので助かりました。


手伝ってくれたメンバーとも話していたのですが、ブリーダー崩壊や多頭飼育崩壊出身の子って本当におとなしいというか、我慢強い子が多いんですよね。


これは個人的な見解ですけど、おそらく一般家庭にいる子は普段ストレスに感じることが少ないから、爪切りや環境の変化など、その子にとって苦手なものへのストレスの感じ方が大きいから暴れたりするんだろうなぁ、と。


逆に虐待や多頭飼育崩壊など、常にストレスが大きな環境にいた子はストレスに対して鈍いのかもしれない。ただ、確実に心身共にダメージは受けているから、免疫が低下していて病気になりやすかったり治りにくかったりするのかも。


ブラック企業で働いて全ての感情が停止している人間に近いのかなぁ。



後日、病院で検査してもらったところ、獅子くんは体重3.6㎏。結膜炎と尻尾の毛玉があった部分は脂が残っており毛穴に黒い汚れが残っている状態なので、点眼と被毛ケアをしていきます。


狛吉くんは体重3.7㎏。結膜炎と右目には角膜に傷があったので、こちらも点眼でケア。

おそらく長期的に猫風邪を患っていたのだろうとのこと。


ふたりとも少しくしゃみをすることもありますが、今のところ鼻水などの症状はなく、ご飯も完食しトイレもできております^^


ワクチンは体調が万全になり次第実施するので、それまでは専用部屋で過ごすことになります。


一般的な感情表現がでるまで少し時間が必要かもしれませんが、ゆっくり療養しようね(^^)/



さて、今回の多頭飼育崩壊、元の飼い主さんの知り合いから情報が入ってレスキューできたそう。

多頭飼育崩壊が起きないことが一番ですが、この知らせがなかったら、、と思うとゾッとしますね。虐待しかり多頭飼育崩壊しかり、こういう事態を防ぐためには法の強化だけでなく地域のコミュニケーションも大事なのかもしれません。


身近なところで不幸が起きないよう、日頃のちょっとしたコミュニケーションがなにかしらを守ることに繋がるのかも。



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