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3月の決算時期で考えること

nyancoumon

さて、今月末が決算ということで現在保護活動の経費などを算出しております!


正直NPOでも会社でもないので決算報告をする必要もないのですが、保護活動するには第一にお金が大事!※保護猫を第一に考えるのは当たり前なのであえて挙げません(笑)


世の中には個人で保護活動をしている方が多くいらっしゃいます。


数年に2~3頭の方もいらっしゃれば、野良猫のTNR活動を主にされている方や、年に10頭以上を保護・譲渡を行っている方、預かりボランティアなど、活動の内容や範囲、頭数は違えど自分の貯金からボランティアで行っている方ばかりです。


では個人で保護活動している人の一体何人がお金の計算をしているんでしょう?


たまにの保護や預かりであれば、自分で活動の調整ができるので、働いていれば余程のことがない限りは続けるのに問題はないのかもしれません。


でも、うちのように有志で集まり活動していたり、寄付金を頂戴したり、年に10頭以上を保護している個人活動者はお金大丈夫?と心配になります。


もちろんお金だけでなく、保護した猫や犬のお世話をするための時間、気力、体力も。


にゃん黄門保護猫部では猫1頭に対して1日平均160円(一般的には200円とも)+ワクチン、ノミダニ予防、去勢・避妊手術、マイクロチップ、ウイルス検査などの初期医療もかかる場合、おおよそ40,000~50,000円。最初の1ヵ月で4,5万(初期医療)+月々約4960円(160×31日)。


ひと月にいる在籍頭数が1頭2頭なら問題ないですよ。でもそれが6頭や10頭になったら?必ずかかるご飯やトイレなどの消耗品だけで毎月29,760~49,600円ですよ。後から里親様に初期費用を頂戴するとしても、先にこちらが負担しなきゃいけない4~5万円分も頭数分で考えると、一旦は24万~40万円もの金額が貯金から出るんです。


頭数が増えればその分トイレやケージも必要になるし、全員が健康体とも限らない。



そんなにお金の心配をするなら保護活動なんてしなければいいじゃん。と思う方もいるでしょう。


ほんとにその通りなんですよね。


ただ私が言いたいことはそうではなく、お金が今月どれくらいかかったのか。この先このペースでやっていけるとしたらあと何年なのか。そういったことまで考えて個人で活動している人ってどれくらいいるの?っということです。そしてそういった事を考えている保護活動者にみなさんは寄付や応援をしているんですか?ということ。


実は応援していた活動者、団体が寄付金だけではどうしようもないくらいお金で切迫していて、ギブアップしたいけれど、寄付金はくる。応援してくれる声に応えようとする。助けを求める声を無視できず活動をやめられない。わんちゃんねこちゃんを助けなきゃ!という責任感だけで活動をした結果、自分の首を絞めていることもあります。


保護していた子に家族が決まった瞬間や、周りからの暖かい言葉に幸福感を覚えるけれど、毎日のお世話で時間とお金がなくてなにかをあきらめる日々。


気力だけでやっていても最終的には保護活動者による飼育崩壊。または精神崩壊。


そんなことになったらもう最悪ですよ。




だからうちでは、お金は大事にしています。


お金を大事にするということは、この先の活動を大事にするということ。


活動を大事にするということは、いかにして長く続けていくかを考えること。


そして活動を続けていくためにお金を貯めるにはどうしたらいいか。


寄付してくださいは今後の対策や方法を考えてからの最終手段。


まずは自分たちで稼ぐ!将来も見据えて使えるお金を計算して、できる範囲の活動を行い、人も保護猫も追い込むような真似はしてはいけないというのが鉄則です。


同じ寄付金を頂戴するとしても、お金がないから援助の寄付ではなく、心からの応援と賛同の支援として。ご支援いただいたみなさんに恥じることのない活動を続けていこう!と計算しながら考えた次第です。


お金お金と汚い感じもするかもしれませんが、汚いものほど大事にしなきゃいけないんですよ。汚いものをテキトーに扱うとより悪くなるけれど、丁寧に扱えば綺麗になるんです。

トイレと一緒。


というわけで、3月はちょっとバタつきますが胸張ってご報告できるようにいたしまーす!!











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